書評 「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」佐藤啓

発達障害

ひきこもり×在宅×IT=可能性無限大!株式会社ウチらめっちゃ細かいんで [ 佐藤啓 ]

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いつもブログの拝見ありがとうございます、ぞうです。

今回は書評「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」佐藤啓著を取り上げてみたいと思います。

この本を手にしたきっかけ

これまでのブログにも書かれていますが、筆者の息子は発達障害のため、新卒入社になんとかこぎつけたものの、クローズ(障害を隠すこと)で挑戦したのが失敗して半年で退職になってしまいました。
要するにまったく業務についていけなかったわけですね。
経過はこのブログにて

APD(聴覚情報処理障害)の息子、仕事を辞める
 こんちわ 発達障害の息子を持つぞうです。以前息子は発達障害(ADHD)と同じくAPD(聴覚情報処理障害)を併発しているのではないかとの記事を書きました。 この記事を書くには当然きっかけがありました。2020年の4月、息子...
APD(聴覚情報処理障害)の息子その後の経過
どうも、ぞうです。APD(聴覚情報処理障害)の息子が先月半年で仕事をドロップアウトしたことは、以前のブログで書きました。その後どうなったのかを今回は書いていきます。 とにかく「生きづらい」というのが...

結局、就労継続支援B型事業所にてIT技術を学んでいるのですが、この某事業所を選択する前、もうひとつの選択肢があったのです。

それが、この「フロンティアリンクキャリアセンター」であったのですが、そのグループ会社というか発祥が「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」だったのですね。

最初はこちらを選択しようとしていたのですが、たまたま空き具合の関係から入所をあきらめ現在の事業所になったのです。

こちらが「フロンティアリンクキャリアセンター」のURLです。↓

就労移行支援事業所 フロンティアリンク キャリアセンター
フロンティアリンク キャリアセンターは発達障害・精神障害等の方向けの「IT・プログラミングスクール」です。厚生労働省指定「就労移行支援事業所」で、実践的なスキル向上と就職を目指します。うつ、統合失調症、双極性障害、ADHD、ASDなどの方のIT・プログラミングスキル習得、就活、職場定着やメンタルケアをワンストップでサポ...

この「フロンティアリンクキャリアセンター」の見出しをみてもわかるように発達障害専門の
「IT特化型」就労支援事業所です。

この時はなぜ本体の会社名が「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」なのかわかりませんでした。
「変わった名前の会社だなあ」「大阪人のことか?」
という感想だったのですがこの本を読むうち、その理由がわかりました。

著者の略歴です。

佐藤啓(さとう・けい)
1973年、北海道生まれ。東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業、米ワシントン大学経営大学院(MBA)修了。1996年、セイコーエプソン株式会社入社、ソフトウェア部門にて6年間のエンジニア経験の後、会社派遣による2年間の海外留学を経て、経営企画部門にて新事業育成等を担当。同時期に東京工業大学非常勤研究員も兼務。2006年にフロンティアリンク株式会社を設立。2017年に、日本初のひきこもり者主体の株式会社「ウチらめっちゃ細かいんで」を設立、内閣府をはじめとする官公庁や企業などで講演を数多く行う。2019年、長崎県五島市に、障害者の在宅雇用を推進する株式会社ニュータイプ・ラボを設立。2020年、同社代表取締役に就任。

略歴は結構エリートですね、本格的なエンジニアのようです。

章立てはこのようになります。↓
第1章ひきこもり界隈につながってみたら
第2章ひきこもり×IT×在宅=無限の可能性
第3章「めちゃコマ」誕生
第4章ひきこもりマネジメントのむずかしさ
第5章めちゃコマ「第2ステージ」の幕開け
第6章在宅×IT以外の新たな可能性
第7章ひきこもりの「垣根」の先へ

内容のほとんどはエンジニアであった著者が引きこもりの人にIT作業を在宅でやってもらい、その隠れた能力を発揮してもらおうという社会貢献型の会社の立ち上げから悪戦苦闘しながら危機を脱し引きこもりの人と共に起業していく物語です。

どうも引きこもりの人の特徴として細かい所を突き詰めて考えていくため、これが長所にもなり反面短所にもなるという特徴を会社名に使っているようです。

この「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」は「フロンティアリンクキャリアセンター」のたたき台になった会社のようですが、本の内容は引きこもり者をどう社会復帰させるか、どうその細かい性格を生かすかとの格闘物語といってもよく、発達障害そのものにはあまり触れていません。なので発達障害の悩み克服のためにこの本を手にしてもあまり解決策になる内容ではありません。
それより引きこもり専門の内容です。

おそらく引きこもり者(発達障害もおそらく含んでいる)だけでは世の中の社会貢献ニーズに応えきれてないと考えて「フロンティアリンクキャリアセンター」を設立したものだと考えられます。

就労支援事業所はいろんなパターンの事業所があり、IT特化型というのもいくつか存在しています。また機会があればまとめ記事を書きたいと思うのですが、通所できない地域もありますし、なかには政府の補助金目当ての事業所もありますので検討が必要です。

IT特化型の事業所の一例です。↓

Web・ITスキルが身につく障害者支援サービス【atGPジョブトレIT・Web】

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