書評 捨てる。手を抜く。考えない。460時間労働から抜け出した私の方法 須田 仁之 著     

書評

いつもブログの拝見ありがとうございます。

今回の「捨てる。手を抜く。考えない。460時間労働から抜け出した私の方法」 須田 仁之 著は実際の紙の書籍を手に取ったわけではなく、すべて車の長距離移動の際にaudiobookのサービスにて音声で読みました(聴きました)。下記がaudiobookのサービスです↓

オーディオブック聴き放題なら – audiobook.jp

audiobookの場合、あまりに専門的な用語が並ぶ本は朗読でも理解に苦しむのですが、この本は比較的平易な文章で書かれているため、朗読でも頭に入ってきやすかったと思います。
著書の中でも書かれていますが、著者本人が平易に書くことを心がけているようです。 

これが著者の略歴です。

須田/仁之
1973年生まれ。早稲田大学商学部卒業後、イマジニアを経てソフトバンクグループ入社。スカパー経営企画、ブロードメディア社のIPO、Yahoo!BB事業立上げに従事。月460時間労働に追われ、仕事を効率化していった結果、「作業効率化マニア」になる。ソフトバンクグループ退職後はアエリア、弁護士ドットコム、クラウドワークスのIPOに携わり、現在は40社を超えるベンチャー企業で顧問・取締役、社外役員として活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

こちらがおおまかな目次の見出しになります。↓

出版社からのコメント

第1章 頭を使おうとしている人ほど仕事が遅い。
孫社長に怒鳴られても、くじけなくなる。
矛盾は解決せずに受け止める。
成果が出ない人ほど思考したがる。
勘違い人間はなぜ生まれるのか
孫社長に学ぶ脳の鍛え方。
など

第2章 コミュニケーションはムダが9割。
「自分ウィキペディア」で作ろう。
オレオレ目線を捨てる。
「笑う会議」のススメ。
メールは即削除。
「即レス」の落とし穴。
マウスを使うな。
など

第3章 ゆるく尊敬される上司が最強。
日報なんて糞くらえ。
「赤ペン先生になれる人」が最高の上司。
「バッドニュース・ファースト」で炎上を防げ。
「丸投げ」したほうが部下は育つ。
うざがられる人ほど強いチームをつくれる。
など

第4章 元資料作成マシーンによる手抜き術。
資料づくりの基本は「TTP」
「矢印」を多用せよ。
紙もデータも1枚にまとめる。
その場の反応を見ながら臨機応変に。
など

第5章 情報収集力を高めるスキマ時間活用法
「自分の頭」で情報を解釈するな。
希少な情報を持つ「レアポケモン」を探せ。
書評を先に読め。
個人の時代、怪しい人間に騙されるな!
歩きながら「音」で情報収集する。
など

第6章 効率化ばかりしていると退屈な人間になる
周囲に効率性を求めすぎてはいけない。
直感に従えば、点と点が結びつく。
「きっかけ」をくれる人は意外なところに。
成功者に学ぶ「運気」を磨き方
など

隣の仕事効率化1 けんすうさん
隣の仕事効率化2 家入一真さん
隣の仕事効率化3 経沢香保子さん

前記の書評ブログでは、人生攻略ロードマップ 迫祐樹著を書きましたが、迫祐樹氏が1996年生まれであることを考えると筆者の子供であってもおかしくないぐらい世代の開きがあります。(ちなみに筆者は1970年生まれ)

書評 人生攻略ロードマップ 迫祐樹著
経済評論家の邱永漢氏などは「若い時に得た大金は残らない」と述懐していますね。 そういう意味で攻守のバランスの取れた経営者だと筆者は思います。 おそらく何十年後には一部上場の企業に成長させる力は充分にあると思います。 中くらいの成功に満足せず、現在の楽天とか、サイバーエージェントぐらいの成功をしてもっと日本の富と雇用を増やして欲しいですね。

これだけ世代が開いたバリバリの起業家の著書を読むと衝撃が凄かったですが、この本の著者である須田 仁之氏は筆者より三歳ほど下なのでほぼ同世代と言ってもいいですね。
「北斗の拳」や「キン肉マン」「RPGロールプレイングゲーム」といったキーワードが本の内容の中に出てくると親近感が沸きます。

本の内容で一番印象深いのは、ソフトバンクがまだ通信技術がなく営業の会社であった頃の「yahoo BB」を孫正義社長と立ち上げた頃の話が特に面白かったですね。
今でこそソフトバンクは通信会社として有名ですが、「yahoo BB」まではまったくの素人であったというのが驚きでした。
通信技術がない会社が半年の準備で各家庭にモデムを普及させるというプロジェクトは半年で東大に合格するより難しいと述懐していますが、それはその通りであろうと思います。

ソフトバンクの孫正義社長やユニクロの柳井正社長は天才的な経営の感覚をお持ちのようで、これはなかなか他人が真似できるものではないと筆者は思います。


歴史に例えるとかつてのポエニ戦争時代のローマ帝国対ハンニバル率いるカルタゴの戦いがありましたがローマにはハンニバルのような天才型の将軍はいないものの秀才型の将軍が次々と出てくることによって最終的にカルタゴは敗れてしまいました。
それとよく似たケースとして、ナポレオン一世対ドイツ参謀本部というのがあるのですが、これは戦争の天才であるナポレオンと秀才の集団であるドイツ参謀本部の戦いです。
天才型の経営者は一代であっという間に大企業を作り上げてしまうのですが、天才型は誰も真似ができません。
秀才型の経営に移行できるかが課題なのではないでしょうか、そうしないと中内ダイエーのような末路を辿ってしまわないか心配です。

全体的な書評としては、どちらかというと「経験値」を本にしたような内容となっています。
特に本題にもなっている月460時間労働をどう乗り切ったかのエッセンスが一番の学ぶべき部分でしょうね。
筆者的にはパソコン仕事では、マウスをなるべく使わずショートカットキーを使えというのが今後参考にすべき部分でした。

月460時間労働は1日15時間労働ということになってしまいます。
今では「社畜だあ」と大騒ぎになる労働時間ですが、スタートアップの会社であればそれぐらいは当たり前ではないでしょうか。

筆者的には「働き方改革」などというのは、マスコミが作り上げた虚像だと考えていますし、日本の国際的な競争力をますます落としていくものだと思いますので、そういう意味ではこの本は参考になるのではないかと考えます。

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